エンジニアを輝かせるための組織づくりを。
これまでの職歴とカケハシに転職した理由は?
専門学校を卒業後、100人以下の中小Slerを中心に数社でエンジニアとして様々なプロジェクトに参画した後、デジタル広告をメインとした企業に転職。配信システムの開発責任者などを4年半勤めました。ここでエンジニアとしての広告の仕事はやり切った感があり、次の会社ではマネジメントスキルをさらにレベルアップさせたいと考えて、エンジニアリングマネージャーとして組織づくりをメインとしたマネジメントができる環境を選び、多くのことを学びました。その中で任されていた大きなプロジェクトの終わりが見えてきて、次のチャレンジとして人の成長と事業の成果を繋げるような仕事がやりたいと考えていた時に出会ったのがカケハシでした。ちょうど事業の2本目の柱となる「Musubi AI在庫管理」のプロジェクトが立ち上がるタイミングで、社会貢献度性も高く企業理念に共感。開発プロセスについてもスクラムを当たり前のものとした開発チームで運営されており、質の高い開発プロセスが実行されていると感じました。チームメンバーが5人という小さな開発チームだったため自分がやりたい「組織づくり」にも深く関わりながら、カケハシの今までのスクラムに対する姿勢や文化をもとにチームプロセスを高いレベルで実行できそうだと思ったことが転職の決め手になりました。

現在の仕事内容は?
開発チームのスクラム推進がメイン業務です。私のチームで、新たに「Musubi AI在庫管理」というプロダクトを開発しました。これは煩雑な薬局内での薬の在庫管理をAIの力を借りて効率よく行うためのものです。もともと薬は、減った分だけ発注すればよいというものではありません。同じ薬でも、容量によって発注コードが異なるなど複雑なため、いまだに人力で行っているところがかなり多いです。今回のプロダクトではAIを活用し、薬の利用状況や運用状況、在庫管理と発注業務を最適化する機能を開発しました。私はプロダクト、開発のための組織づくりから、事業目標を達成するためにどのように開発プロセスを実行していくかまでを任されています。具体的にはスクラムの運営、開発メンバーの体制計画、採用活動、目標や評価の運用、キャリア開発など、メンバーのモチベーションをいかに引き出して、よりよいパフォーマンスを発揮できる環境を整えるかが、私の役目です。
現在はマネジメントをしていますが、もともとエンジニアとして経験を積んできました。エンジニアの専門性の深さと、技術力を事業につなげてお客さまに届けることは、テクノロジー企業におけるビジネスの両輪だと考えています。専門性を理解しながら、事業観点でどのような組織や開発体制を具現化すればエンジニアの思いや技術力が成果に繋がるかを常に意識しています。
新規事業に関わる点でのやりがいは?
まずとにかくものすごい勢いでプロジェクトが進み、リリースに至ったことに対しての驚きとチームメンバーの能力の高さに感動しました。調剤薬局のプロダクト開発において、自社開発をしている企業があってもここまでこだわっているスタートアップ企業は他にはないと思っており、業界内でもかなりの影響力があるプロダクトになると確信しています。メンバーはビジョンに共感している人ばかりで、私自身も成長させてもらっていると思いますし、博識で思慮深い経営陣にも学ぶことが多く、大きなやりがいを感じる毎日です。このプロダクトは開発している段階から、Musubiのファンになってくれているお客さまとSlackでダイレクトにやりとりをしており、リアルタイムでコミュニケーションをとりながら開発をしています。薬局と一緒に作っている、ユーザーの顔が見えるプロダクトという点でもやりがいのあるプロジェクトだと感じています。その一方で、組織の急拡大に伴い、新規事業を進めるためのチームを立ち上げても、チームをリードする人材が足りないのが現状です。人材の採用と育成は今のカケハシにとっての重要事項であり、私自身の大きな課題でもあります。

これからのビジョンは?
まずは、「Musubi AI在庫管理」をお客さまに使ってもらい、便利だと感じてもらいたいです。まだまだ足りない機能もあるため、リリース後も薬剤師の方々が使いやすいと思うような新たな機能をどんどんリリースしていきたいと考えています。そのためにも、エンジニアが専門的な力を最大限に発揮して価値のあるものを作り出せる快適な環境を作っていくことが私の務めです。カケハシには、メガベンチャーなどの会社でもリードエンジニアとして開発を推進できるエンジニアが揃っています。クラウドサービスなどをフル活用しながら開発を行う技術力の高さをもってプロダクトを作っていることは、まだあまり知られていません。技術発信を積極的に行いカケハシのエンジニアを知ってもらいながら、仲間を増やして行くことにも繋げていけたらと考えています。今後、さらに新たなチームが作られていきますが、新たな開発ディレクターと共に成長し、さらに深くエンジニアを採用・育成し、組織づくりにも関わっていきたいと考えています。誰かの助けになることをやりたいと思っている方、勢いのあるスタートアップ企業で自分の力を最大限に発揮したいと思っている方、そしてもうワンランク自己成長したいと考えている方をお迎えするために、まだまだ環境整備に力を入れていきたいですね。
カケハシに興味をお持ちいただいた方に伝えたいことは?
スタートアップ企業で常に環境が大きく変化する中、足りないものも多くあります。そのような中だからこそできる、自分たちで作るというチャレンジングな環境で、一緒にプロダクトや組織を作りませんか? プロダクトも組織もゼロから作る経験は大きな自己成長に繋がると思います。一緒にエンジニアを輝かせる環境をつくりましょう!