セールス

薬局の経営課題に向き合い、 新しい医療体験の創造を。

Y.M.
2020年入社
フィールドセールス(Middle business)

カケハシに転職した理由は?

2014年から6年間、人事コンサルティング会社にて採用・教育面のコンサルティング業務全般を担当していました。新卒採用のインターンシップの企画や、教育研修制度・評価制度の設計も経験しています。転職を考えたきっかけの一つが、結婚です。家族を持つという自分の人生設計を考えると、「今、この瞬間を、高い熱量を持って働ける環境で全力で仕事に打ち込んでみたい!」という思いが強くなったのです。それならスタートアップで、教育や医療など社会貢献性の高い分野にチャレンジしたいと思い、転職活動をスタート。医療というキーワードでカケハシと出会いました。まず会社が目指すビジョンに共感を覚えたことと、経営陣が医療とビジネスのエキスパートであり、さらに薬剤師が多数在籍しているという点で、顧客の本質的な課題解決ができ、そのビジョンをきっちり具現化できる企業だということに惹かれて入社を決めました。

現在の仕事内容は?

中小規模の薬局経営法人に対して、新規のセールスを行っています。この規模ですと、社長や役員クラスの方とお話しする機会が多くなります。「Musubi」「Musubi Insight」「Pocket Musubi」のこれらのサービスを活用し、お客さまの経営課題に対するソリューションを提案するのが役割です。

これまで、調剤薬局は医療機関の近くの良い場所に店舗を構えれば自然と売上が伸びていくという、立地に大きく依存したビジネス構造になっていました。しかし、日本の人口は確実に減少していきますし、法改正などにより調剤報酬の配分の見直しも進んでいます。さらに、ドラッグストアが調剤事業に本格参入する流れがあるなど、競合も増えている。従来型の薬局運営に限界を感じつつも、課題をどう解決していいのか悩んでいるお客さまも多く見受けられます。そこで、まずは既存の患者さんに、「この薬局で!」と選択し続けてもらうことを目指しています。

カケハシのプロダクト開発には、薬剤師経験のあるメンバーが、ドメインエキスパートとして深く関わっています。現場で本当に必要とされるものは何か、本質を捉えたプロダクトを自信を持って提案できることは、私にとっても大きな魅力です。この業界には薬局の経営改善に向けた提案ができる会社はまだまだ少なく、それだけに、競合を気にすることなくお客さまだけをしっかりと見て、お客さまと一緒に未来を考え、伴走することができるのです。

異業種からの転職で苦労したことも多いのでは?

薬局の基幹システムを変えることは、お客さまにとって想像以上に労力やコストがかかることです。Musubiがいかに優れたサービスかをお話したところで、お客さまが容易に決断できるものではないのです。それでも中長期的にみて薬局の課題を解決するものであることを、お客さまと向き合いコミュニケーションをとっていくことはこの仕事の難しさでもあります。

以前、ある新規のお客さまから、「電子薬歴を利用したい」というお問い合わせがありました。いろいろお話を伺っていくと、経営面での不安も抱えていると。そこで競合情報などを調べ、お客さまの現状の課題を提示。患者さんとの関わり方などトータルで提案したところ、「カケハシさんと一緒なら頑張れるかも」と言ってもらえたんです。嬉しかったですね。お客さまにとっては大きな投資になりますが、だからこそ、こうして導入してもらえると、次へのモチベーションになります。

今後やっていきたいと考えていることは?

まずは、カケハシのプロダクトを導入してくださったお客さまの成功を支援することです。お客さまの成功とは、その薬局に来局されている患者さんの満足度が上がり、それに伴い薬局の売り上げも上がること。結果が出るまで伴走していきたいと思っています。そのためには、カケハシのメンバー全員がチームの垣根をこえて連携していくことが、さらに求められると思っています。そういう点では、カケハシは「売りたい」より「一緒に成功体験を作りたい」という想いを持ったメンバーが集まっていますから、スピーディーに進んでいくと確信しています。

もう一つ、私が担当している中規模チェーンの薬局は、地域に根ざして店舗展開をしている企業がほとんどです。その地域で、お客さまと一緒に患者さんの医療体験がガラッと変わるような、新しい取り組みにも挑戦していきたいと考えています。その一つひとつが他の薬局への刺激となり、地域医療の発展にも繋がっていくのではないかと思うのです。夢のような話に聞こえるかもしれませんが、決して手の届かないことではありません。新しい医療体験を創造するというチャレンジに、責任とやりがいを感じています。