クリエイティブディレクター

10年後も、ミッション・ドリブンであるために。

K.U.
2018年入社
コミュニケーションデザイン/クリエイティブディレクター

転職先にカケハシを選んだ理由は?

それはもう、最初の面接がすべてです。正直に言うと、中川(代表取締役CEO)と1対1で話すまで、仕事で携わる領域として医療はもちろん薬局・薬剤師にも強い関心をもったことはありませんでした。ところが、中川からの「自分の意思で薬局を選んだことがあるか?」という問いにハッとさせられました。確かに、病院を選ぶ際はあれこれ情報収集するのに、薬局で同じようにしたことはありません。さらに「薬局はコンビニよりも多い」と。生まれて初めて「薬局」に大きな可能性を感じました。薬局が果たす機能が変わって、薬局に対する社会の見方が変わったら、とんでもない変化が起きそうだなと。数分後には「どうすれば薬局に対する人々の認識を変えていけるのか」、中川と話をしていました。これまでコピーライティング、WEBサービス企画やコンテンツマーケティング、WEBメディア編集など、広く“言葉”を通じたモノづくりに携わってきましたが、培ってきた経験を活かせる場があるのではないか、というよりむしろ、ここで活かしていくべきだと直感しました。

入社後、間もなくしてミッション・ビジョン・バリューの策定を。

中川の強くて明快な言葉は入社後も変わらず、しかも会うメンバー誰もが同じことを、自分の言葉で語っている。形にこそなっていないけれど、カケハシにはメンバーが共有する明確なミッション・ビジョンがあると感じました。さらに、働き方や理想の組織像にも、独自のものがありました。それらを整理し、一つの言葉に落とし込んだのが「日本の医療体験を、しなやかに」というミッションであり、ビジョン、バリューです。もともとあった思いや考えを整理して言葉にしただけですが、一つの言葉にするということは、カケハシというチームがブレることなく突き進んでいくためにとても重要なことだと思っています。
少なくとも自分としては、ミッション・ビジョン・バリューによって、カケハシのやりたいことと自分のやりたいこととの“一致”を強く感じることができるようになりました。
また、ミッション・ビジョン・バリューの言葉が新しいものごとや考えを生むきっかけにもなっているような感覚もあります。「しなやかな医療体験に必要なものは?」「そもそも“しなやかさ”とは?」、そうした問いが自然と生まれ、そこから新たなサービスやプロダクトにつながっていますね。

現在の仕事は?

コミュニケーションデザインの観点でPRやブランディングに携わりつつ、会社を一つのプロダクトに見立ててモノづくりを行うコーポレートデザインに関わっています。例えば、全社の月次定例会議を運営したり、全社横断のOKRの設定・運用をリードするなど仕事内容はさまざまですが、すべてはミッション・ビジョン・バリューを組織に根づかせ、社内のあらゆるコミュニケーションのブレをなくすことにつながるものです。そういう点で、自分自身の役割は、カケハシという会社の“今”を常にわかりやすく言葉にし、社内外に発信し続けることにあると考えています。

今後の目標は?

会社や組織というのはある意味、生き物です。ずっと同じままということは基本的にあり得ず、変化するのが前提だと思います。少なくとも私が入社した当時と今とでは、メンバーの人数も提供しているプロダクトの数も増えています。フェーズによって、ミッション・ビジョン・バリューを見直す必要が出てくることもあるでしょう。だからこそ、その変化をより良く、より適切なものにしていきたいと強く考えています。
例えば、カケハシはフラットな組織であることを意識してきましたが、メンバーやチームの数が増え、プロジェクトが複雑化してきた今の状況において、どうすれば皆がフラットに働くことができるのか。「状況が変わったから今までの考え方を変えましょう」と乱暴にやるのではなく、大事にしてきたカルチャーを、いかに今の状況に合わせてアップデートするか。そこにこだわっていきたいんです。私が面接で感じた、“会社のミッションを誰もが熱く自分の言葉で語る”あの感覚を、10年後のカケハシも同じようにもっていて欲しいし、そうなるようにしていきたいと思っています。