エンジニア

エンジニアとしての力を、 子どもたちが生きるこれからの社会のために。

T.H.
2020年入社
AI在庫管理/ソフトウェアエンジニア

カケハシに転職した決め手は?

新卒でインターネット広告会社に入社し、ネット広告の配信システムの構築を担当していました。プロダクトマネージャーを半年経験し、その後エンジニアに。新規事業開発も経験しましたが、エンジニアとしての力不足を痛感する毎日でした。関わっていたプロダクトのクローズを機に転職。結婚というプライベートでの変化もあり、思い切って妻の実家のある京都へ移住しました。選んだのは、リモートで働ける小さなスタートアップです。ここでエンジニアとしてスキルを磨くことができたことで、いよいよ本格的にプロダクトの開発に集中したいと考えるようになり、カケハシへ。転職にあたっては、ちょうどこの頃に第二子が誕生したのですが、2人の子どもたちに誇れる仕事であるかどうかを自問しました。カケハシなら、子どもたちが生きていくこれからの社会のために、自分の力を活かすことができる。そう確信できたことが決め手になりました。

現在の仕事内容は?

ソフトウェアエンジニアとして、「Musubi AI在庫管理」の開発に携わっています。軸足はフロントエンドエンジニアに置きつつも、領域を問わずバックエンドのことも行っています。「Musubi AI在庫管理」の場合、プロダクト単位で領域横断のチーム体制をとっており、一つのチームに、デザイナー、営業、カスタマーサクセス、エンジニアが所属しています。開発に集中できるのでとても働きやすいですし、エンジニアリングに妥協することなく、スピード感をもってプロジェクトを進めることができ、大きなやりがいと達成感を感じています。前職までは、ユーザーヒアリングが難しいがために苦労した点が多々ありました。それがカケハシでは現場の薬局との関係が良好なため、ユーザーの生の声を聞くことができ、それをプロダクトに生かすことができます。これもMusubiというプロダクトがお客さまに愛されており、私たちに期待してくれているからこそだと思います。また社内にドメインエキスパートとして薬剤師が在籍しており、ドメインの知識をキャッチアップしやすいという点でも、開発エンジニアとしては恵まれた環境だと思っています。とはいえ、昨今のコロナ禍で薬局訪問の回数が減ってしまったのは辛いですね。オンラインでのヒアリングにもご協力いただいていますが、やはりリアルに足を運ぶことも大切だと考えていますので、早く自由にお客さまのところに出向けるようになってほしいと願っています。

プロダクト開発の苦労は?

そもそも、医療のドメイン知識が必要になることでしょうか。「Musubi AI在庫管理」は、業務システムということもあり、検討しなければならない機能が多々ありました。そこから本当に必要なものを選択し、さらに開発の優先順位をつけることがとても難しいのです。その点でも、社内に薬剤師がいるのは心強いです。どんどんブラッシュアップし、本当に使える機能を拡充していきたいと考えています。

それができると確信しているのは、チームメンバーがみなプロダクト志向だから。じっくりみんなで考え、問題に対してとことん学び、よりよいものを作ろうという思いを共有できていて、実に良いチームだと自負しています。

今後の目標は?

まず目先の目標としては、薬剤師の業務を「Musubi AI在庫管理」で効率化していくことで、薬剤師が「薬剤師にしかできない仕事」に専念できる状況を作っていきたいと思っています。その先の目標としては、「Musubi AI在庫管理」のさらなる効率化を図ることです。「Musubi」に比べると、「Musubi AI在庫管理」はまだまだ無駄な作業が多いです。改善していくためにやるべきことは尽きないので、ソフトウェアエンジニアとして成長し続け、より貢献できるようにしたいです。もう一つの目標に、ユーザーに価値を提供し続けられるチームを作っていく、というのを掲げています。スタートアップでプロダクト開発をしていると、困難や答えのない問いに対峙する場面が多々あります。そのような場面を乗り越えるには1人では限界がありますし、チームで立ち向かった方がよりよいプロダクトへの道を切り拓いていくことができると考えています。そのために、互いを尊重し合い、かつ、背中を預け合うことができるようなチームを作っていきたいです。